虚無感と少しばかりの達成感
今日、大学でお世話になった先生お二方に挨拶をしてきました。
先日卒業論文発表が終わりもう授業もないので、4年生の僕は大学へ行くようもないです。
今日はゼミナールでお世話になった先生に借りていた本等を返しに行ったのですが、もうここの研究室にも来ないんだな、とか、ボロボロの校舎で勉強することもないんだろうなと思うと、なんとなくやるせない虚無感に苛まれます。
うちの学科はゼミナールが3年生からなので、2年間この先生に習っていたのですが、1年生の時の基礎的なことを学ぶゼミナールでも担任でしたので、実質3年間お世話になっていたことになります。
3年間ってほぼ大学生活ですね。最初はボソボソと何言ってるからわからない先生でしたが、関西人らしく?お話し好きでいつもマシンガンのようにしゃべり続ける人でしたね。僕は相槌を打つぐらいしか出来なかった記憶があります。
もう一人お世話になった先生は、2、3年生の時のある授業でお世話になった人で、僕が地理を好きに影響を与えてくれた先生です。
その先生は、都市についての地理を専門としており、全く地理らしくないんですね。
もともと僕は地理が苦手でしたので、勉学にもあまり精は出なかったのですが、2年生の時に、その先生の授業で長崎へ勉強しに行ったら、全然地理っぽくなく衝撃を受けました。
地理というものは、結局はその地域やそこに住む人たちとの関わりを明らかにしたり、問題解決をしたりする学問なので、そういうのに繋がればなんでもやっていいんだなって思いましたね。
だから、僕の卒業論文もサウンドスケープという全く地理とは関係のないテーマで書いたんですけど。
おそらくこの先生に出会っていなければ、ずっとモヤモヤしながら地理を勉強して卒業論文を書いていたと思います。
もう、大学卒業間近です。
それと同時に、学生生活が終わり、新社会人として一歩を踏み出します。
大学生活これで良かったのかなという虚無感と、何事もなく無事に卒業できそうという少しばかりの達成感が、僕の胸の中に渦巻いています。