きのこボックス-あるホテルマンの戯言-

ホテルの仕事、日々のこと、映画、記憶の整理、色々詰め込みます

どうせ夢だ。ぶっ放せ-インセプション感想

2015年最初の映画はクリストファー・ノーラン監督の「インセプション」を見ました。

 

ドム・コブは、人が一番無防備になる状態――夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストである。コブが備えもつ類稀な才能はこの業界でトップレベルであり、裏切りに満ちた企業スパイの世界において引っ張りだこの存在となっていた。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。そんな彼に絶好のチャンスが訪れる。彼が最後の仕事と決めたミッションを果たすことさえできれば、かつての幸せな人生を取り戻せるかもしれないのだ。だがその任務はほぼ不可能に近い「インセプション」と呼ばれるものだった。今回は彼が得意とするアイデアを盗み取るミッションではなく、コブとその部下のスペシャリストたちで構成されたチームは強盗とは真逆の行為ーつまり「インセプション」とはアイデアを"盗み出す"のではなく他人の潜在意識に入り込み、ある考えを"植えつける"という最高難度、究極のミッションを意味する。これを成し遂げればそれこそ真の完全犯罪となりうる。しかしながら最高の技術を持ち、細心の注意を払って準備を行ったが、予測していなかった展開が待ち受けていた。彼らの動きを全て先読みする手強い敵と対戦する準備は到底できていなかったのだ。その敵の存在を予見できたのはコブただひとりだった――。

 

夢に侵入してアイデアを盗んだり植え付けたり・・・。

さすがはクリストファー・ノーラン監督と言ったところでしょうか。画の撮り方や見せ方クリストファー・ノーラン監督っぽかったです。

でもやっぱり最後はモヤモヤする終わり方でしたね。コマが倒れるか倒れないかの寸前で終わってしまいましたから。

話の作り方や展開はわかりやすかったです。1にこうして2にこうして・・・と、キャラクターもそれぞれ立っていて非常に面白い映画でした。

 

最後のシーンですが現実か夢かわかりませんね。

監督が言いたいメッセージは僕達みたいな見る人それぞれが感じることだと思いますが、僕的には、今見ている現実は夢か本当かわからないからしっかりとその現実に向かえ、ってことだと感じました。

マトリックスと通じる?ところがあるかもしれませんが、マトリックスも現実が本当は機械に支配された夢の中でしたよね。

僕達も今見ている現実が夢か本当か見分ける方法なんてないです。映画みたいにコマみたいな何か象徴的なモノがあれば話は別ですけど。

もしかしたら、脳みそだけ管理されてて夢を見させられてるって考えるとゾッとしますね。

だから、夢でも現実でも良いこと悪いことでもしっかりそれに向かって成せ。そうすればそれが本当の現実になる。そういうことなのではないかと思います。

 

しかしよくこんな設定考えつきますね・・・。明晰夢みたいな??

一時期、明晰夢をマスターしようと思い某巨大掲示板で色々調べた時がありました。夢の中で暴れたり空飛んだりしたいですね。ぶっ放したいです。