きのこボックス-あるホテルマンの戯言-

ホテルの仕事、日々のこと、映画、記憶の整理、色々詰め込みます

社会人の休日って何をすればいいの?

社会人生活が始まって慌ただしい日々を過ごしています。

ようやく仕事にも慣れ始めた頃、ついに夜勤にも入るようになり身体が追いついてない日々です。

 

疲れが溜まった身体を癒やすのが、そう休日です。

仕事柄、完全ではないですけど、一応週休2日はお休みを頂いているので、お休みの日は身体をいたわっています。

 

学生の頃は、学年が上がるにつれ取らなければならない授業が減り、学校にも行く頻度も減り、家でダラダラと過ごしたりしていました。

授業を受けて帰る、という行動だけでは身体にそう負担もかかりませんし、疲れ?なにそれ?って感じでした。

逆に社会人になると毎日仕事ですし、クタクタになって帰ることもザラです。というか毎日です。

 

そうした中で、社会人の休日って何をすればいいのかなあって思うようになってきました。

 

一応僕の趣味としては、映画見たりアニメ見たりなんですが、大人になるにつれて、アニメも以前ほど見なくなりましたし、ゲームもさほどしなくなりました。

身体を動かそうとも、翌日に疲れを残したくないという理由から動かせません。

仕事柄、連続した休みはほぼないので、きついですね。

良いリフレッシュ方法がないのです。

 

恐らく、社会人の休日って永遠の命題だと思います。

社会人になって休日どうしようと悩むなんて思いもしなかったです。

 

資格の勉強?読書?散歩?運動?

色んな人と関わってみたい、という気持ちもあるのですが、人見知りという逃げ道に入り、ずっと立ち止まってる自分もいます。

 

とりあえず、ずっと家にいるだけでは気も滅入るので、外に出ます。

 

仕事云々より人間関係

日々同じ仕事をしていると、同じことの繰り返してなんだか飽きてしまいます。

新入社員が何を言っているんだと思うかもしれませんが、実際僕はそう感じます。

接客という仕事なので、そうかもしれません。

接するお客さんは毎日違いますが、やることは同じです。

フロントに立ちチェックイン、チェックアウトをし、お客さんが預けた荷物を部屋に入れ、事務所に戻り予約をシステムに入力したりする。

なんだか仕事に面白みを感じられなくなってしまいました。

 

疲れとか不慣れもあるかもしれませんね。

シフト制なので不規則ですし、4月から学生から社会人になり環境も変わりました。

休みがほしい!せめて2日連続で休みをくれ!1日じゃ逆に疲れる!

 

そんな中、仕事をしていて、仕事云々より人間関係の方が働く上で大事だなとふと思いました。

シフト制なので、毎日ころころと人が変わります。

好きな人苦手な人、もちろんいます。

 

少しマンネリ化してきた仕事の中でも、面白い人とやっていれば会話も弾み、よりモチベーション高く仕事をすることが出来ます。

逆に、この人ちょっと苦手だなと思う人と仕事をしていると、気持ち的に沈みやる気も低くなってきます。

 

まあ、これは僕個人の気持ちの持ちようなので、どうこう言うつもりはありませんが、人との関わりってほんと自分の精神状態に影響すると感じました。

 

シフト制だから良いですけど、普通の会社ならずっと苦手な人と一緒にいるのが多いと考えると、精神を崩してしまう人の気持ちもわかる気がします・・・。

 

社会人になってそろそろ一ヶ月。

少し慣れてきましたが、疲れは溜まる一方です。

早く仕事に慣れて、リフレッシュしたいですね。

決まった人としか接さないと、脳ミソが止まる

社会人になってからそろそろ3週間が過ぎようとしています。

僕はホテルの仕事をしているので、基本休みは不規則になってしまいます。

平日休みが多いと、土日休みの人と会うはずもなく、恋人と出かけたり、一人で映画を見に行ったり、家でゴロゴロとするしか休日の休み方がなくなってしまいますね。

 

そんな僕から一言。

決まった人としか接さないと、脳ミソが止まる。

 

会社や休みの日に決まった同じ人としか会ったり話していたりすると、なぜだか思考停止のような感覚に陥る。

同じ人、同じ場所、同じ事。

脳ミソに刺激が足りないんですかね。

毎日同じことの繰り返し、ってこのことを言うのかと思いました。

 

仕事がある日は厳しいですけど、休みの日は知らない人とじっくり話したり、とかしてみたいですね。

まあ、仕事ある日でも次の日休みとかだったら、小洒落た飲み屋でも行って、マスターや常連の人と関わりを持つのもいいんでしょうけど。

 

社会人には出会いの場が少ない、っていうのもわかる気がします。

平日休みの人は特に少なそうです。

世間は土日休みですから。

平日休みの人同士のコミュニティとかあるのかな?

ホテルマンという人と接する仕事をしてますが、プライベートでは本当に少ないです。

先輩社会人の方たちはどうなんだろう。

社外でも何らかのコミュニティに属しているのですかね。

 

自分から話たりするのは苦手な人間ですが、とりあえず、脳ミソを活性化させたいです。

まずは、お気に入りの小さい飲み屋でも探して、そこに入り浸って色んな人と関わってみようかな。

評価が分かれる作品-「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」感想

2015年4月10日公開の、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を見てきました。

 

昔「バードマン」というヒーロー映画で脚光を浴び、有名となった俳優リーガンは、今や落ちぶれ俳優となっていた。家庭や娘のことでも失敗をし鬱々とした日々を過ごしていた。そんなリーガンは、自らが脚本と演出、主演を兼ねる演劇で再起しようとする。しかし、娘とのいざこざ、他のキャストとの衝突、「バードマン」のささやき・・・。現実と幻想が入り交ざる中、リーガンは成功をしてまた羽撃くことが出来るのか。あるいは・・・。

 

 本作品はアカデミー賞4部門を受賞した、今年一番注目されている映画です。

それを期待して見に行ったら、良い意味でも悪い意味でも裏切られたという感覚です。

 

まず、映画界や映画好きの中で一番注目されているのが、映像の撮り方です。

映画は基本的に、場面をバラバラに撮ってからそれらを編集して一つの動画にします。

しかし、「バードマン」は最初から最後までほぼワンカットで撮られています。

素人の僕が説明するよりこちらを参照した方がいいかもしれません。

eiga.com

実際に映画を見てみれば、恐らく普通の映画とは撮り方が違うな、とわかるはずです。

 

この作品は、この撮り方についてすごく評価されている記事が多く見受けられます。

他にも良い所はたくさんあるのですが。

 

主人公のリーガンは、元は映画畑の人。その人が違う畑の演劇をするとなると、映画畑で培ってきたノウハウ等は通用しないことが多いはずです。

そういった、「内部事情」的なものを痛烈にコミカルに批判をしているのがこの作品なのです。

なので、業界人から見たらクスリと笑えるシーンであったり、共感を覚えるシーンがあったりするのですが、僕のような(多分みなさんも)一般人には、セリフ回しが面白くても「???」となるようなシーンも多くあります。

 

こういう作風だからこそのアカデミー賞なのだと思います。

きっと、業界人にはすごく受けがいいのでしょうね。

評価がすごく分かれると思います。

 

また、アメコミ、ヒーロー映画ばかり作り業績を上げているハリウッドにも挑戦的な映画だと感じましたね。

 

作中でも語られるのですが、今までやってきたようなことをするだけでは、その存在自体も消えていくし、すぐ忘れ去られてしまう。

過去にスターでも今では誰も見向きもしない。

でも、見ている人もたくさんいる。

そういった中で、自分自身と戦ったり、守るためのプライドだったり、革新的なことをしたり、何かに挑戦したりして、自分を認めてもらい、自分の存在を示したい。

そのための「バードマン」なんだと思います。

 

あ、音楽もとても良くて冒頭から一気にぐいっと引き寄せられます。

 

本年度のアカデミー賞受賞作なので、一度見る価値はある作品です。

 

未来への勇気を持つお話-ソロモンの偽証感想-

2015年4月11日公開の「ソロモンの偽証 後編・裁判」を見てきました。

 

大雪が降ったあるクリスマスの朝、一人の男子中学生が学校の屋上から転落死していた。警察は自殺と断定したが、学校に告発文書が届く。そこには、「犯人を目撃した。これは自殺ではなく殺人だ。」という内容が書かれており、学校側はこれを隠蔽してしまう。警察の父を持つ、藤野涼子は不審に思い、全てを明かすため、学校内で裁判をすることにーーー。

 

複雑に絡み合うストーリー、それぞれの思惑、キャラクター一人一人が際立っている、よい作品でした。

前編も一ヶ月ほど前に見たのですが、僕は前編の方が好きです。

演出も凝ってますし、下手なホラー映画より怖かったです。

 

前編は、事件を主に扱っており、後編はその事件を解決するための裁判がメインになっています。

どうして、転落死していたのか、誰が殺したのか、はたまた自殺なのか。

全てが後編で明かされます。

 

明かされるのですが、どうにも腑に落ちないところがあり、クリスマスに死んだ男子中学生、柏木くんの人間性です。

その裁判に柏木くんと小学校の時から仲が良かった、神原くんがいるのですが、この子がキーとなっていきます。

まあ、パッと出て前編の時から少し怪しかったんですけど。

この神原くんと柏木くんのやり取りで、柏木くんがひどい言葉を言い放つシーンがあります。

ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、この柏木くんの人間性に少し疑問が残り、同情というか感情移入が出来なく、最後は「う~~ん」という感じになってしまいました。

原作ではもっと、柏木くんの家庭環境とか掘り下げられてるのかな?

原作を読めということでしょうか。

 

キャストは全員現役の中学生で、等身大のキャラクターでしたのでそこは安心して見れました。

以前に見た戦争映画で、かなり昔の時代なのになぜか今風のツーブロックヘアの俳優がいたりしたので、そういうの見るとなんだか冷めてしまいますよね。

 

この作品の最後に出てきたセリフで「未来への勇気を持てた」というものがありました。

キャラクター一人一人に抱えた闇や問題があります。

裁判の中で、この闇や問題を提示したり、自分自身に認めさせたりして、解決とまではいかないけど、裁判を通しそれらに立ち向かってみんな前に進めたのだと思います。

事件を解決するだけではなく、自分自身を見つめなおして自分自身の罪も清算する意味合いもあったのではないかと感じました。

なので、この作品は未来への勇気を持って成長をするお話なんだと思います。

 

宮部みゆきの作品が好きな方、ミステリーが好きな方にぜひ見てほしい作品です。

 

何番煎じかもわからない焼きまわし作品だった-ジュピター感想-

2015年3月28日に公開された、マトリックスの監督が放つ渾身の作品「ジュピター」を見ました。

 

トイレ掃除等をし「こんな人生嫌だ」と嘆く、主人公ジュピターは、ある日いきなり命を狙われ、ケインに助けられる。実はジュピターは、全宇宙を支配する王朝の王族の一人だったのだ。現在王朝では3人の後継者が争いを起こしている。その彼らの母と同じDNAを持つジュピターが地球の領有権を持つということなので、ジュピターを殺して彼らが地球を奪おうとしていた。ジュピターとケインが地球、そして人類の危機に立ち向かう。

 

マトリックスの監督の最新作で、しかもオリジナルストーリーということなので、少し期待して見に行ったのですが、正直期待はずれでした。

 

www.cinematoday.jp

 

ストーリーは王道を突っ走っているのですが、突っ走り過ぎて単調になり、どこかで見たような話になってしまってました。

 

また、アクションシーンもあまりぱっとせず、見ていて飽きてしまいます。

ハチャメチャすぎ、早すぎ、ゴチャゴチャしすぎ、は今作に限らず、最近のアクション映画全般に言えることなのですが、この作品の謳い文句は「映像革命の、新章はじまる」なのです。

「映像革命」??

色んな映画の良いところをゴチャゴチャにして混ぜて、何番煎じかもわからない焼きまわしのようなアクションシーンを見せられて、「映像革命」と思う人はあまりいないのではないかと思います。

 

マトリックスを始めてみた時の興奮、衝撃を未だに覚えています。

あれこそ「映像革命」でしょう。

その興奮、衝撃を求めようとするあまり、今作に過度な期待がかかってしまったのではないかと思います。

 

また、色々な映画のオマージュのようなシーンもたくさんあるので、そういうのを見つけたりしながら見るのも楽しいと思います。

パシフィック・リム」や「トロン」等のSF作品が好きな方なら断然楽しめるでしょう。

SF的な武器、ガジェットもたくさん出るのでそれはカッコ良かったです。

ほしくなっちゃいますね。

 

色々、辛口な批評になってしまいましたが、映像には迫力はあります。

見せ方も申し分ないので、ぜひ映画館の大画面で見てほしい作品です。

 

社会人生活が始まって一週間経って思うこと

今年の4月1日に入社してから一週間が経ちました。正確には9日ですね。

僕は4月からホテルの会社に入社し、今はホテルマンとして現場でしごかれてます。

 

本社で研修があり、そこで会社の歴史やグループの変遷、顧客満足度について、ビジネスマナー講座、を受け店舗へと配属されました。

とりあえず、ホテルマンとしてスタートを切ったのですが、疲れました。はい。非常に疲れました。

ホテルは基本的にシフト制なので今日は休みなんですが、疲れが抜けませんね。

 

今回は社会人生活が始まってから思ったことや、ホテルマンとしての生活を軽くまとめたいです。

 

研修が辛い

はい、研修辛いです。

特にマナー講座。

ホテルマンは、サービス業の中でもとりわけレベルが高く、サービス業の頂点に位置していると言っても過言ではないと思います。

姿勢、言葉遣い、声の抑揚、表情、指先・・・、何から何まで徹底的に叩き込まれます。

今年の研修は去年より厳しくなかったと言われましたが、大変でしたね。

特に、文章を大声を出して読み上げ身体に叩きこむレッスン。

恐らく、サービス業の研修はこういうのが多いと思います。

軍隊に入っちゃったかな?と思うぐらい過酷で、研修中が一番辛かったです。

 

休みが不規則

これはシフト制の仕方のないことだと思います。

僕だって今日休みで、明日出勤したらまたその次の日が休みです。

ホテルは24時間365日稼働してますから、日勤、夜勤、遅番、と様々なシフトがあります。

僕はまだ今月は日勤しかないのですが、ホテルマンは夜勤してなんぼなところありますから、来月不安です。

でも、夜勤をしないといただくお給料も少ないですし、稼ぐためには夜勤をしなくてはいけないですね。

今、疲労と筋肉痛と寝不足に苛まれながら書いております。

 

同期とは仲良く

色々な社会人の方が言っています。

「同期とは一生関わるんだから仲良くしとけよ。」と

転職をしても最初に勤めた会社の同期と仲が良い人もよく聞きます。

僕もそう思います。

一人では仕事なんて出来ないんだし、仲良くしておいて損はないし、相談等打ち明けてもいいと思います。

と言っても、僕自身あまり同期と話しておらず、仲良いのは2人です・・・。

 

飲み会では楽しく

これはこのままです。

新入社員歓迎会のように、そういった飲み会では、お偉いさんがたくさん来ます。

社長や専務、営業部長であったり課長であったり。

そこで無理して媚とか売らなくてもいいので、「楽しんでます!色々話聞きたいです!」と前向きに言った方がいいと思います。

社会人にはそういうスキルも必要ですよね。

あと、仕事の話とか会社の話とか聞き出せれば、自分自身の勉強にもなりますし、社長始めお偉いさんたちのこともより知ることが出来ますよ。

 

さいごに

ホテルマンは決して華やかな仕事ではありません。

肉体を酷使する肉体労働だと思います。

裏方で電話対応等の事務作業もありますが、基本的にお客様と向き合うサービス業です。

研修も辛いことばかりではありませんよ。

同期ともっと仲を深め合えたり、自分自身を見つめなおせたり。

正直、入社したてはまだまだ学生気分だったんですが、研修を通してようやく社会人意識を持てました。

辛いこともありますが、それも誰もが通る通過点です。

多分、良い思い出になると思います。

 

まだ入社して一週間強。

配属されてまだ2日。

知らないことばかりなので、成長していきたいです。